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カメラアイコンPhoto Recipe(フォトレシピ)

OM SYSTEMで撮影する京都の街並み~秋~

@tera_2002

撮影・解説 : tera_2002

インスタグラマー・Webライター
instagramアカウント:@tera_2002

2022年11月公開

カメラアイコン記事内で使用した
レンズをご紹介

京都の風景とOM SYSTEM

今回の被写体は、京都の風景です。京都を撮るにあたってカメラ選びで重要なポイントがあります。それは「三脚(一脚)NG」「フラッシュNG」への対応です。京都の建物や庭園の多くが文化財で、文化財保護の観点から三脚・フラッシュが多くの場所で使えません。その時に大活躍するのが「手ぶれ補正」です。OM SYSTEMには強力な手ぶれ補正機能があり、私もOM SYSTEMを選んだ大きな理由になっています。OM SYSTEMで京都のカッコいい写真をバシバシ撮りに行きましょう。

Instagramでの写真投稿のポイント

今回のシリーズでは、京都や関西の撮影スポットやInstagramでの写真投稿のポイントをご紹介します。Instagram の利用方法・目的は人それぞれだと思います。好きな食べ物を探したい、かっこいいモノ・かわいいモノが観たい、綺麗な風景で癒されたい、などなど。今回はInstagramで「いいね」や「フォロワー」を増やしたいといった方向けに参考となる写真投稿のポイントをご紹介します。

「テーマを明確に」
まず始めに大事なのがギャラリーのテーマを明確にすることです。あれこれ色んな写真を投稿すると見る側からすると何を情報発信してくれる人か分からないです。「この人はこういう写真」「この人はこういう情報」と分かりやすくなっていれば、好みに応じて選んでくれるようになります。統一感のあるギャラリーを目指しましょう。

「素敵な被写体」
映える写真、エモい写真を撮るには、写真を撮る対象、被写体が重要です。「美味しそう」「カッコいい」「美しい」など、テーマに応じた素敵な被写体を探しましょう。

「写真はカッコよく」
Instagramは写真や動画が中心なので、何より写真や映像がカッコよくないと見て貰えません。ただカッコいい写真と一言で言ってもどうやったらカッコいい写真が撮れるか、なかなか難しい問題です。構図、カメラ設定、撮った後のレタッチなど、カッコいい写真にするポイントは沢山あります。ここではそれらのポイントをご紹介します。

「縦撮りで写真を大きく」
Instagramは基本スマホで見ます。スマホの画面は縦です。「縦撮り」で撮った写真は画面に大きく表示され、見る人にインパクトを与えやすいです。よって私はずっと縦撮りです。縦撮りで如何にカッコいい写真を撮るかをご紹介したいと思います。(今回ご紹介する写真は全て縦撮り写真です)

圓光寺

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
16mm相当
Aモード F4.0 1/3秒 ISO 200 -1.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F4.0 1/2.5秒 ISO 400 -1.0EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F4.0  1/25秒 ISO 200 ±0.0EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
41mm相当
Aモード F4.0 1/5秒 ISO 200 -0.7EV

圓光寺は徳川家康所縁の寺院です。徳川家康により慶長6年(1601年)に学校として建立されました。境内には山門から入ってまず「奔龍庭(ほうりゅうてい)」があり、中門の向こうに「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」があります。
奔龍庭は枯山水の庭園で、白砂が渦を巻き、石柱があちこちに建っていて、荒々しく躍動感のある印象です。時間帯により白砂の波紋や石柱に影が出来、表情が刻々と変わります。
十牛之庭は池泉回遊式庭園で、本堂から眺めると目の前に映画のスクリーンの様に景色がが広がり、春は美しい緑の青紅葉、秋は真赤な紅葉を見ることができます。とても静かな景色でいつまでも眺めていられます。庭園内には小さなお地蔵が居て可愛らしいお姿に思わず微笑んでしまいます。
撮影では、本堂から十牛之庭を移すときは迫力を出すため、広角レンズを使い画角の隅の歪みが最小限になるよう真っすぐ平行になるようカメラを構えて撮影します。ゆがみや傾きがあると落ち着きのない写真になってしまいます。正座して心を落ち着け静かにシャッターを切ります。そうすると出来上がった写真も落ち着きのある素敵な写真になると思います。

裕斎亭

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
26mm相当
Aモード F4.5 1/40秒 ISO 200 -1.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
16mm相当
Aモード F4.5 1/20秒 ISO 200 -1.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F4.5 1/50秒 ISO 200 -1.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
58mm相当
Aモード F4.5 1/60秒 ISO 200 -0.7EV

裕斎亭は、京都嵐山にある染色アートギャラリーです。染色作家「奥田裕斎(おくだゆうさい)」さんが誕生させた染色技法「夢こうろ染」の作品や技法が展示され見学することが出来ます。また見学と合わせてお抹茶とお菓子のセットを頂けたりもします。
裕斎亭は築150年の建物で、元は「千鳥」という老舗の料理旅館で芸舞妓さんも訪れる場所でした。川端康成が「山の音」を執筆した場所としても知られています。
建物の中は、アートギャラリーのほか、丸窓の部屋や川端康成の部屋が見学でき、嵐山の景色を借景に磨き込まれた机に映り込む美しいリフレクション(反射した映像)の景色を見ることが出来ます。窓越しの四季折々の嵐屋の景色はとても美しいです。 撮影は丸窓の部屋や川端康成の部屋で窓越しの嵐山の景色や、机に映り込むリフレクションを一緒に撮ります。リフレクションはリアルの景色と映り込んだ景色の境目をどうするかがポイントです。景色とリフレクションの境目をなくすか、間に赤い毛氈を入れたりするか、色々景色を楽しみながら撮影してみて下さい。
時間帯によっては外光が強すぎてコントラストが上手く行かない時は、少しアンダーめで撮って、レタッチでシャドーを引き上げて仕上げて下さい。

金戒光明寺

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
24mm相当
Aモード F3.5 1/13秒 ISO 1600 -0.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
16mm相当
Aモード F3.5 1/13秒 ISO 1600 -0.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F3.5 1/13秒 ISO 1600 -0.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
34mm相当
Aモード F4.0 1/5秒 ISO 1600 -0.3EV

金戒光明寺は、浄土宗大本山で法然上人が承安5年(1175年)45歳の時にはじめて草案を営んだ所です。通称「黒谷さん」として親しまれています。新選組発祥の地でもあり、本陣を金戒光明寺、壬生を屯所として活動しました。
秋の紅葉の頃には特別拝観が行われ、幕末・会津藩・新選組に所縁のある場所を拝観できます。夜は夜間拝観も行われ、山門・御影堂・庭園などがライトアップされます。特に法然上人の生涯を表現した枯山水庭園の「紫雲の庭」は、紅葉に包まれとても素晴らしい景色を見ることが出来ます。
紫雲の庭は池を中心に回遊出来、様々な角度から撮影することができ、紅葉が見事に池に映り込む景色はとても美しいです。池を周りながらお気に入りの構図を探すのがとても楽しいです。ライトアップはライトの色合いに大きく影響を受けますのでホワイトバランスの設定で調整します。金戒光明寺のライトは暖色系のオレンジ色の光源でした。ホワイトバランスを調整して、紅葉が自分好みの色合いになるよう設定します。この時は色々試し、結果「オート」で撮影しています。

大原野神社

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
58mm相当
Aモード F4.0 1/2.5秒 ISO 640 -0.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
108mm相当
Aモード F14 25秒 ISO 200 -0.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
16mm相当
Aモード F4.0 8秒 ISO 200 -0.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
22mm相当
Aモード F4.0 6秒 ISO 200 -0.3EV

大原野神社は京都市西京区小塩山の麓にあり、延暦3年(784年)に都が長岡京に遷都されるにあたり奈良の春日大社の神様を勧請したのが始まりとされています。源氏物語の作者紫式部は藤原家であり、藤原家は大原野神社を氏神としていた紫式部所縁の神社でもあります。
境内は入り口の一の鳥居から本殿まで真っすぐ表参道が延び、参道を抜けると「鯉沢池(こいさわのいけ)」を中心とした回遊式庭園が広がります。秋には一面紅葉に覆われ美しい秋色に染まります。11月下旬に数日ライトアップが行なわれ、写真はその際の景色です。
撮影ポイントは、鯉沢池に映り込むリフレクションと本殿まで真っすぐ延びる参道です。写真では広角レンズで鯉沢池を囲むように紅葉ぐるっと広がる景色を撮りました。池を渡る赤い橋が池に映り込む景色がとても綺麗です。また参道を望遠レンズを使って、ぐっとズームを効かし圧縮効果で長い参道の奥から手前まで一枚の写真に納めることにより、より密になった紅葉の景色を撮っています。夕方から日没への変化する空はレタッチで少し青みを強調して、刻々と景色が移り変わるブルーアワーの臨場感を表現しました。夜の撮影ですが今回も三脚なしで、OM SYSTEMの手ぶれ補正機能をフルに活かして撮っています。

酬恩庵一休寺

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
70mm相当
Aモード F4.0 1/100秒 ISO 200 ±0.0EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
160mm相当
Aモード F4.0 1/500秒 ISO 200 -0.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
132mm相当
Aモード F4.0 1/160秒 ISO 200 -0.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
24mm相当
Aモード F4.0 1/640秒 ISO 200 -0.7EV

酬恩庵一休寺は京田辺市にある臨済宗大徳寺派の寺院です。一休さんで知られる一休宗純が当時荒廃していた所を復興し「酬恩庵(しゅうおんあん)」と命名、その後この地に移り住み生涯を送った寺院です。その為、一休禅師のお墓があります。 方丈の周りには3つの庭園があり、南庭は白砂の禅苑庭園、東庭は十六羅漢(じゅうろくらかん)の庭、北庭は巨石を配した枯山水庭園です。秋になると本堂へ向かう石畳の参道が見事な紅葉となり、多くの人が訪れます。
秋の撮影は、やはり紅葉が美しい参道を撮りたくなります。真っすぐ延びる参道の石畳を望遠レンズで撮影しました。絞りをF4.0かF8.0にして、長い参道の真ん中から少し手前辺りにピントを合わせて撮影、紅葉が手前から奥まで全てピントが合うように圧縮効果を使って撮影しました。また逆に手前直ぐの紅葉にピントを合わせて背景をぼかして紅葉の葉が浮かび上がるように撮影して印象的な写真を撮ったりもしています。

岡林院

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
18mm相当
Aモード F2.8 1/320秒 ISO 200 +0.3EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F4.0 1/400秒 ISO 400 ±0.0EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F2.8 1/320秒 ISO 200 -0.7EV

E-M1 Mark III
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
14mm相当
Aモード F2.8 1/800秒 ISO 200 -1.7EV

岡林院は「こうりんいん」と読みます。京都四条通りの東の端八坂神社から二年坂へと向かう「ねねの道」の途中から少し入ったところにある臨済宗建仁寺派高台寺塔頭の寺院です。1608年に北政所の縁戚にあたる久林玄昌禅師によって創建されました。現存する高台寺塔頭の中では最も古く、通常は非公開ですが中に入ると数寄屋造りの方丈と茶室、美しい緑の苔が広がる庭園などがあります。数寄屋造りの方丈と茶室「忘知席(ぼうちせき)」は、下鴨にあった邸宅を移築したものだそうで、茶室は裏千家又隠席の写しとしても有名です。一般的に想像するお寺さんとは少し違った趣です。実際、茶道、坐禅、華道、香道など、日本の伝統文化を伝える活動なども行なわれています。
こちらは建物はもちろんですが、なんといっても手入れの行き届いたびっしりと緑の苔で覆われた庭園が素晴らしいです。紅葉の合間から漏れる光と美しい苔を撮りたいのですが、日中は日差しが強く白飛びすることが多いので、早朝や夕刻の優しい光の時間帯を狙って撮影させて頂きました。写真はやっぱり光が何より大事です。
日差しが傾き、緑の苔や赤い毛氈に長く延びる樹々の影を意識的に入れ、主役の紅葉と庭園の美しさに、時間の流れを感じるような構図にしています。
またズームレンズを使った構図では、手前や背景をぼかして、紅葉や庭園の美しさに心が動かされる瞬間をイメージして切り撮ってみました。

@tera_2002

tera_2002

東京への転勤をきっかけに写真を始める。生まれ故郷を離れて京都や関西の歴史や文化の奥深さに気づき、Uターン後京都・関西を中心に日本の四季を撮り始める。同時にInstagramを開始。以降、街並み、寺社、庭園など日本の美しい四季の風景をInstagramに毎日投稿する日々を送る。現在フォロワー数6.7万人、観光紹介のWEBライターとしても活躍。
OM SYSTEMアンバサダー

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