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写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスの風景写真

花で彩られる街ハウステンボス

田川 梨絵

撮影・解説 : 田川 梨絵

2023年6月公開

カメラアイコン記事内で使用した
レンズをご紹介

カメラを持って旅をしよう!

新しいカメラが手元に届いた。OM SYSTEM OM-5。
良い具合に小さくて軽く、軽快に持ち歩けるカメラだ。

ここ数年、旅とは無縁の生活を強いられていた為、このカメラを持って小旅行をしてみたくなった。ちょうど季節も良くお花の綺麗な時期。今年の春は暖かすぎて桜の季節は瞬く間に過ぎてしまったけれども、街を歩くと気分を上げてくれる華やかな色が、ここそこに散りばめられている。

ちょうど4月初旬に仕事でハウステンボスに行く予定があった。
「1泊2日のハウステンボス1人旅」
そんな妄想で行ってみるのも悪くない。しかもハウステンボスはまさにフラワーフェスティバルが開催されている。わたしは旅の計画を立て始めた。

まずは、どんなレンズを持っていくか。いろんな想定を考え、以下の3本のレンズ に決定。
・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
・M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
・M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8

旅となれば、できるだけ身軽で動きたい。素敵な写真も撮りたいけれど、やはりその場で見れるものを目で見て肌で感じる体験を1番に優先させたい。そう考えると、機材はできるだけ軽く行きたいと思う。
まずは、移動中でも1本でなんでも撮れる便利なレンズ「ED 14-150mm F4.0-5.6 II」。そしてお花を撮りに行くならマクロレンズ「ED 30mm F3.5 Macro」は外せない。あとは、ボケを楽しむための「ED 75mm F1.8」。そう考え、この3本を持っていくことにした。

次は、移動手段。ハウステンボスへは電車で何度か行ったことがある。今回は飛行機を選択。今までとは違う行き方を選び、1人旅妄想に浸りワクワク感を募らながら行きたいと思ったからだ。

そして、今回の旅では久しぶりにカメラに搭載されているアートフィルター機能を使用し旅の思い出の色付けを楽しもうと思う。「ヴィンテージ」や「ネオノスタルジー」などのフィルターがハウステンボスの風景に合いそうだ。

旅に出発!

出発当日、ED 14-150mm F4.0-5.6 IIを装着したOM-5を肩にかけ、あとのレンズはリュックの中へ。旅中の撮影では割り切りも必要、そのためには想定が必須。欲張っていろんなレンズを出せる状況にしてしまうと、レンズの選択とレンズを変えることに必死になり、せっかくの体験を楽しむことができない。

しっかりと飛行機の窓側席を確保し、空の旅がスタートした。自分の席から動けない、そんな状況も想定済みだからED 14-150mm F4.0-5.6 IIを選択したのです。何の心配もない。もう直ぐ長崎、というあたりで窓から外の景色を見ていると偶然にもハウステンボスを見ることが出来た。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで飛行機から撮影したハウステンボスの写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
80mm相当*
Aモード F8.0 1/80秒 ISO 100 +0.3EV ポップアートI

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで飛行機から撮影した写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
126mm相当*
Aモード F5.6 1/800秒 ISO 200 -1.0EV

ハウステンボスに到着!

ハウステンボスに到着すると、満面のチューリップがお出迎え。そしてこの異国感。幸せな気持ちで開放感に浸りながら、とりあえずはED 14-150mm F4.0-5.6 IIレンズを装着したまま散策を開始した。

この暖かさだからなのか、チューリップも少し終わりかけ。うまく被写体を選ばないと。そして被写体を見つけたらレンズの焦点距離を300mm相当*まで望遠にすれば、画角が狭くなり要らない背景は省いてくれて、ボケも生かせる。と思いチューリップを撮っていたら船が来る音がした。
おっと、ここに船が来ると良いシーン!と思い、パッとレンズの焦点距離を28mm相当*まで広角にした。高倍率ズームなのでとっても便利なレンズ。
夕方からは天気が崩れるかもしれない。そんな予報もあった中、OM-5とED 14-150mm F4.0-5.6 IIのセットだと、カメラとレンズ両方ともに防塵・防滴性能なので、いきなり雨が降ってきても気にせずそのまま撮れてしまう。本当に旅を楽しむには持ってこいの組み合わせだ。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスのチューリップの写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
300mm相当*
Aモード F5.6 1/100秒 ISO 100 +0.3EV
パートカラーIII + COLOR(4)

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスのチューリップの写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
28mm相当*
Aモード F11 1/125秒 ISO 200 -0.3EV ヴィンテージI

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
62mm相当*
Aモード F8.0 1/400秒 ISO 100 -0.3EV
リーニュクレールI

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスの写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
28mm相当*
Aモード F4.0 1/1000秒 ISO 200 +1.3EV ポップアートI

レンズ交換を楽しむ

そして、ここぞという時はやっぱり単焦点レンズに交換。ベンチなど安全にレンズ交換できる場所を探して、素早くレンズを変える。
ED 75mm F1.8レンズが描いてくれる絵は、“そうそう!これこれっ!”と思ってしまう描写が気持ち良いシャープさがある。その上、絞り値F1.8が使えるのだから、少し離れた被写体でもいい塩梅で前ボケを作ってくれる。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
150mm相当*
Aモード F2.0 1/3200秒 ISO 200 +2.3EV

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で撮影したハウステンボスのスカイカルーセルの写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
150mm相当*
Aモード F1.8 1/1000秒 ISO 200 +0.7EV

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
150mm相当*
Aモード F1.8 1/4000秒 ISO 200 -0.7EV ネオノスタルジー

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
160mm相当*
Aモード F8.0 1/10秒 ISO 200 -0.7EV ヴィンテージIII

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
150mm相当*
Aモード F1.8 1/4000秒 ISO 200 ±0.0EV ネオノスタルジー

今回の旅程を計画している時から、ED 30mm F3.5 Macro レンズの使い道を考えていた。天気予報を確認していると幸いにして、2日目の朝が雨になっていたのだ。
印象的な写真を撮る上で、欠かせないのがドラマチックな光。朝は空気が澄んでいる中に斜光が差してくる為、大抵夢中になるくらいの光景を見せてくれる。今回は雨予報だが、どんな状況になるかはその時にならないと分からない。それを考えると、ちょっと気が引けても朝一番の撮影には行くしかない。日の出前に準備を終えて、ホテルを出発。一歩外に出ると、いきなり広がるこの異国感は朝からテンションを上げてくれる。ラッキーなことに、雨はもう止んでいた。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
60mm相当*
Aモード F3.5 1/25秒 ISO 800 -0.7EV

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで撮影したハウステンボスのチューリップ写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
60mm相当*
Aモード F6.3 1/10秒 ISO 800 -1.0EV

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで撮影したハウステンボスのチューリップ写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
60mm相当*
Aモード F3.5 1/30秒 ISO 1600 -0.3EV

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
150mm相当*
Aモード F1.8 1/20秒 ISO 800 -1.0EV

旅の想い出も綺麗に残す

旅に行くと体験する色々なことを残したいと思う。見た景色、泊まったホテル、ご飯も然り。朝食のバイキングは、出来るだけ綺麗に見えるような食べ物を選び素早く配置。雑多になりがちな背景をぼかしたいと思いED 30mm F3.5 Macroレンズを選んだものの、食事全体の見え方を考えると最終的に絞り値F5.6を選択して撮影をした。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで撮影したハウステンボスの朝食写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
60mm相当*
Aモード F5.6 1/80秒 ISO 1600 +0.7EV

昼食はハンバーグ。料理が来るとさっと立ち上がり、液晶のバリアングルをクルっと回す。室内が少し暗いので右手親指のISOボタンで素早くISO感度を400に設定。このISOボタンの位置は使いやすくて私のお気に入り。朝食のバイキングと違い、お店の中だとできるだけ素早く撮りたい。それを考えると、ここでもレンズはED 14-150mm F4.0-5.6 IIが便利。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスの昼食写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
40mm相当*
Aモード F5.0 1/13秒 ISO 400 +0.7EV

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroで撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
60mm相当*
Aモード F3.5 1/1600秒 ISO 100 +2.0EV ネオノスタルジー

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影したハウステンボスの写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
58mm相当*
Aモード F5.6 1/200秒 ISO 400 -0.3EV ネオノスタルジー

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8で撮影したハウステンボスの風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
150mm相当*
Aモード F1.8 1/50秒 ISO 200 +0.3EV 多重露出撮影

旅のおわりに

ハウステンボスの散策とたくさんのお花を堪能し、1泊2日の1人旅はあっという間に帰りの時間。行きと同じくOM-5にED 14-150mm F4.0-5.6 IIを装着し、ハウステンボスから長崎空港へのバスに乗り込んだ。空港への道程、右手には大村湾が広がる。濃い黄砂が飛来していたこの日は、おぼろげな夕日が湾の向こうに光っていた。

写真家田川梨絵がM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIで撮影した長崎の風景写真

レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
50mm相当*
Aモード F5.6 1/6400秒 ISO 200 -0.3EV

黄砂の影響でフライトが中止にならないか少し不安だったけれど、定刻より5分遅れで離陸。到着空港からの帰りのバスでは今回の旅写真をカメラで見返しながらセレクト、そしてシェア予約設定をする。これですぐにスマホに写真を送れる。そんなことをしていたら、あっという間に自宅に到着。

「1泊2日のハウステンボス1人旅」終了。

さて、次の1人旅はどこへ向かおうか。

ハウステンボス公式ページ

*35mm判換算焦点距離

写真家 田川 梨絵

写真家 田川 梨絵(たがわ りえ)

1999年より自身の混沌とした内面を表現する事を作品のテーマとし、一人の少女を撮り続けた作品を発表している。「ムキダシノココロ」(2004)、「過呼吸」(2005)、「アイシテル」(2006)。「ムキダシノココロ」にて第6回富士フォトサロン新人賞/奨励賞を受賞。
2009年より視点を都市にも向け、自身の持つ死生観をその都市に映し出す「私の手の中に花を摘む」プロジェクトの制作を始める。「湿度の定着」(2013)、「シンカイ ヲ オヨグ」(2019)、「装束の行進」(2019)、「均一的棒グラフ」(2019)。
2013年、女優 綾瀬はるか氏を撮影。その作品73点は表参道ヒルズにて「綾瀬はるか写真展」として展示される。また同作品は2013年12月に山手線をジャックし、初の電車写真展を開催。上記写真展は、交通広告グランプリ2014企画部門 「最優秀部門賞」を受賞。
清里フォトアートミュージアムに作品永久収蔵。
大阪芸術大学写真学科講師。写真教室「Recon PHOTO SCHOOL」主宰(兵庫県 芦屋市)。

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