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カメラアイコンUser Interview(ユーザーインタビュー)

ジャンルの垣根を超えて表現の幅を広げてくれる小型軽量のOM SYSTEM

穐田 英則

穐田 英則
フォトグラファー

ある鉄道写真に魅了されたことがきっかけでOM SYSTEMと出会ったという穐田さん。鉄道写真を中心に、昨今ではジャンルの垣根を超えてOM SYSTEMで写真活動を続けており、念願の個展開催も叶ったという。そんな穐田さんに、なぜOMを使い続けているのかを聞いた。
OM SYSTEM アンバサダー。

2022年4月公開

ある鉄道写真に魅了され手に取ったOM SYSTEM

穐田さんがOM SYSTEMと出会ったきっかけは?

【穐田】 私がカメラに目覚めたのは学生の頃であり、よく鉄道写真を撮っていました。社会人になってからは一時期、写真の趣味から離れましたが、それから20年後、ある鉄道写真家の作品に魅了され、こんな鉄道写真を撮りたいと強く思いました。そして当時(2015年)の新製品だったOM-D E-M5 Mark IIの高倍率ズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II)キットを購入しました。

自分の撮影スタイルに合ったOM SYSTEMの小型軽量システム

穐田さんは普段どのような写真を撮影するのですか?その中でのOM SYSTEMの魅力は?

【穐田】 鉄道写真と聞いて、一般的にイメージするのは車両を画面いっぱいに配置して撮る編成写真だと思います。私が学生の頃に撮影していたのも編成写真がメインでした。しかしその先生の作品は、画面内には主題となる車両以外に、背景を工夫した作品でした。例えば、お花畑の中に小さく鉄道を入れた構図であったり、突然子供たちが列車の前に現れたり、と手持ちで決定的瞬間を切り取るスタイルで、ストーリー性を持たせたとても素敵な作品でした。こういった写真は機動性が良く、そして手振れ補正が強力なシステムが適しています。OM SYSTEMは私がやりたい撮影スタイルにピッタリのカメラだと思いました。その後は描写性能や速写性能に優れた製品が欲しくなり、OM-D E-M1 Mark IIにPROレンズも購入しました。OM-D E-M5 Mark IIよりは多少大きくはなりますが、望遠ズーム装着状態でもしっかりとホールディング出来る、ちょうど良いサイズ感でした。鉄道写真を撮りに行く時は電車移動が多いのですが、荷物が増えても、やはりレンズ3本以上は持って行きたいところです。

私の標準セットはカメラボデー1台とPROレンズの大三元7―14㎜、12―40㎜、40-150㎜に1.4倍テレコンですが、身体の幅より小さい40㎝以下のカメラバッグCBG-10にピッタリ収まります。これはフィルム時代では考えられない驚異的な小型システムですね。夜の撮影には三脚持参となりますが、三脚も小型化でき、全てがコンパクト化出来ます。機能面では、走行中の列車を自分の狙い通りの位置に映し止めなければいけませんので当然高速連写も必要です。メカシャッター時AF/AE追従で15コマ/秒、AF/AE固定で10コマ/秒、更に静音シャッター時の性能は、AF/AE追従18コマ/秒、AF/AE固定でなんと60コマ/秒と驚きの性能です。

実際の撮影では被写体の特徴やシチュエーションよって使い分けています。まず撮り逃すことはありません、というよりも逆にデータが溜まり過ぎる傾向があります。そういう時は撮った直後にその結果をすぐにファインダー内で確認し、不要の画像はその場で削除するのも習慣になっています。これでPC転送時の容量を減らすことが出来ます。レンズ交換時のごみ侵入の心配も最強のダストリダクションシステムのおかげで、画面内のシミを気にすることなく、撮影に集中出来ます。

鉄道以外にも目を向けるようになり、念願の個展を開催

最近ではどのような撮影をしているのですか?

【穐田】 昨今の外出自粛の期間中は、体力維持のため、近くの川の遊歩道を散歩することが多くなりました。歩きながら色んな所に目を配ると、川にはカワセミや初めて見る渡り鳥、季節の草花を発見することが出来ました。そしてそれらを記録として撮りたくなり、必ずカメラを持ち出すことにしました。更には作品として如何に美しく可愛く決定的瞬間を撮るか、も考える良い機会になりました。そんないつ何に遭遇出来るかわからない状況では、三脚も不要、バリアングルモニターを有効に活用し、あらゆる角度から咄嗟に撮影できます。パッと持ち出して、パッと出かけて、パッと撮るスタイルが日常化しましたが、軽量化システムだからこそ出来る技だと思います。そのおかげで表現の幅も拡がり、ありふれた日常をありふれていない風に撮影するテクニックも身に着けることが出来ました。そんなスタイルで撮影した写真を集め、昨年初めての念願の個展を開催出来たのも、OM SYSTEMのおかげだと思っています。

地元の発展になる活動を

今後撮っていきたいもの、チャレンジしたいことは何ですか?

【穐田】 外出自粛中は近場を中心に、鉄道をはじめ、野鳥、花、風景と色んなジャンルにチャレンジしてきました。今後も続けようと思っていますが、何か地元の発展に繋がる活動になることを含めて、写真を通して関われたら良いなと思っています。もう一つはやはり鉄道は好きですので、地方ローカル線の旅に行って、鉄道を撮り、地域の人たちとコミュニケーションしたり、グルメを楽しみながら、それを写真で表現出来ればと思っています。

作品の解説

山形鉄道フラワー長井線
羽前成田駅

10月中旬、駅前では恒例行事の芋煮会が開催されていて、たくさんの子供たちも集まります。本数が少ないローカル線ですが、列車が来る度に子供たちが元気に見送ってくれます。こういうシーンではC-AFのL連写でピントは安心ですね。

カメラ: OM-D E-M1 Mark III
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
F4.0 1/1000 ISO200

東急こどもの国線
長津田―恩田間

11月末、早起きして自転車で15分、良く通っている場所に行きました。この日は雲の動きが激しく、刻一刻と空の表情が変わります。6時56分、綺麗に並んだひつじ雲、超広角レンズで空をたくさん入れ、そこに光のスパイスを加えてみました。

カメラ: OM-D E-M1 Mark III
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
F5.6 1/1000 ISO200

恩田川のつばめ

6月初旬のつばめの給餌。巣の中ではよく見かけますが、川の上での給餌は初めて見かけて、慌ててシャッターを切りました。ISO感度を上げてシャッタースピードを高めに設定、雛にピントを合わせて、H連写で撮影しました。

カメラ: OM-D E-M1 Mark III
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
F4.0 1/1600 ISO800

ありがとうございました。

穐田 英則

穐田 英則(あきた ひでのり)
フォトグラファー

東京都在住。30年近くカメラの機構設計に携わる。現在もエンジニアを続けながら、写真文化の発展に向けた活動をしている。2020年11月に個展「恩田川沿いで見つけた花鳥風鉄」開催。その他、グループ展多数企画。フォトマスター検定EX、日本写真協会会員、町田市写真協会会員。
OM SYSTEM アンバサダー。

instagram: @bay_hide_aki

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