ホーム >

写真コミュニティフォトパスTOP >

星空の写真投稿ページ >

星空を一番撮りやすいカメラ OM-D E-M1 Mark II >

4

星空を一番撮りやすいカメラ OM-D E-M1 Mark II

撮影メニュー2で設定できる項目

低振動モード 2秒

低振動モードの設定画面は、撮影モード2の中にある。OM-D E-M5 Mark II以降、カスタム設定からここに移動した。設定しておけば、ドライブモードでいつでも低振動モードとそれ以外を切り替えられるようになるので、カメラ購入時に設定しておくのがお勧め。

また、通常の撮影時に低振動モード0秒に設定しておけば、タイムラグ無くシャッターが動作し、1/320以下のシャッター速度の時に電子先幕シャッターに切り替わりカメラの振動を軽減でき、お勧めだ。

星空撮影の時には、星をシャープに写すため、わずかなブレも避けたい。そのために有効なのが低振動モードだ。この設定を行うと、シャッターボタンを押して、設定した時間が経過してからシャッターが切れる。広角レンズ~標準程度の焦点距離であれば2秒程度。超望遠レンズでも4~8秒もあれば十分だろう。

カスタムメニューで設定できる項目

A2.AFイルミネーター Off

AFイルミネーターというのは、暗いところでAFを行うときに、カメラから補助光を出す機能だ。近距離でしか役に立たず、星空撮影の時に誤って使ってしまうと、強力に辺りを照らしてしまうので、できるだけOffにしておきたい。

A3.MFアシスト 拡大 Off ピーキング Off

MFアシストの中にある「拡大」も、ピーキングとともにOffのほうが操作性が良いだろう。これは、ピントリングを触ると自動的に拡大される機能だが、意図せず触ったときにもピントが拡大されてしまい、うっとおしいことが多いため、筆者は使用していない。

ピーキングも、星空撮影の時はOffがベストだ。

オールドレンズを使われる方などは、MFでピント合わせするときにピーキングをOnにしている人も多いのではないだろうか。しかし、星空ではピーキングは使わない。なぜなら、厳密なピントの追い込みには、ピーキングは邪魔になるからだ。これは一般の撮影でも同様で、ざっくりとしたピント合わせにピーキングは有効だが、厳密な一点にピントを合わせるというときにピーキングは邪魔になってしまう。

A3.レンズリセット Off

ピント合わせのところでも述べたが、レンズリセットはOffに設定しておくこと。今では、ピント位置を戻す必要のあるレンズは、マクロ撮影時に多く繰り出されるフォーサーズ時代のマクロレンズぐらいであるので、デフォルトOffでも良い気もするのだが・・・

D2.LVブースト M Off BULB/TIME On2

デフォルトは、

  • LVブースト M On1
  • ・BULB/TIME On2
  • ・Comp Off
  • ・その他 Off

となっていて、そのままでも使いやすい。

Offは、カメラの露出補正などの設定を反映した明るさで表示する。On1は、カメラの露出補正などの設定を無視して、一定の明るさで表示する。On2は、On1と基本同じだが、暗いところでも表示できるようフレームレートを落として一定の明るさで表示する、という違いがある。注意点として、On2の時にはフレームレートが落ちる関係で、ボタンを押してもすぐに反応しないときがある。また、電源OffからOnになったときに、起動が遅くなることもあるが故障ではない。

筆者は、Mモードでも露出補正などを反映したいため、LVブースト M Offとして使用している。

なお、花火など背景は暗いが、被写体が明るい場合、BULB/TIMEがLVブーストOn2のままだと、フレームレートが落ちる分撮影しにくいことがある。

そんな時は慌てず、LVブーストOn1に切り替えると良い。

D2.フレームレート 標準

動くものを撮影している人の中には、フレームレートを高速にしている人も多いと思う。フレームレートを高速にしていると、暗いところでの表示がより暗くなってしまうので、星撮りの時はフレームレートを標準にしておくことをお勧めする。

D3.ガイド線表示設定 表示罫線設定 方眼

画面にガイド線を出しておいた方が構図を決めやすいので、筆者は通常の撮影の時もガイド線は出しっぱなしだ。ガイド線は好みだが、筆者は方眼を使用している。

E1.高感度ノイズ低減 Off

この設定はピント合わせのためだ。ピント合わせの時に高感度ノイズ低減が効いていると、わずかながらピントが合わせにくくなる。そのため、撮影時にはOffにしておき、写真の仕上がりのために高感度ノイズ低減が必要であれば、RAW現像の時にノイズ低減をかける。

E1.長秒時ノイズリダクション 基本はAUTO

長秒時ノイズリダクションはAUTOがお勧めだ。AUTOにしておけば、カメラ側で必要な時だけ、長秒時ノイズリダクションをかけてくれる。これをOnにしておくと、本来なら長秒時ノイズリダクションが必要のない短いシャッター速度でも長秒時ノイズリダクションが行われる。なお、インターバル撮影をできるだけ切れ目なく連続で行いたい場合にはOffにしておかないと、インターバル撮影の間隔が、シャッター速度分余計に開いてしまうことに注意。

G.WBオート電球色残し Off

WBをAUTOに設定しているときの設定なのだが、電球色残しを設定していると、少し色温度が高く設定される。星空では、どちらかというとぴったりと色温度を合わせて欲しいので、電球色残しはOffにしておく。とは言え、この項目は現像でも設定できる項目なので、あまりこだわらなくても良い。

セットアップメニューで設定できる項目

モニター調整-6か-7

星空を撮影するときに、モニターの輝度は落としておくのがお勧めだ。なぜなら、星を見るにはできるだけ暗いところに目をならしておきたいが、液晶の明るさは日中に見ることを前提としており、星空の下で見るには明るすぎるからだ。

カスタムモード活用の勧め

このように設定していくと、星空撮影というのは、普段と違う設定が必要となってきてしまう。そのため、星空撮影の設定や、普段撮影するときに使用する設定は、カスタムモードに保存しておき、必要な時に設定を切り替えられるようにしておくと便利だ。

カスタムモードを使うには、撮影メニュー1の中の、リセット/カスタム設定に入る。

そして、カスタム登録を選び、登録したいカスタムモード位置を選んでOKボタンで登録すると、そこに現在の設定が保存される。これで準備完了だ。

カスタムモードはC1~C3までの3通りが保存できる。星撮りだけでなく、一般撮影用、動き物撮影用など保存しておけば完璧だ。

カスタムモードに登録されるのは、登録時点の設定のほぼすべてで、モードダイヤルの設定から、シャッター速度、F値はもちろん、液晶の輝度調整設定まで登録される。液晶の明るさ設定が保存されるのは星撮りにはとても便利。翌朝、カスタムモードで一般撮影用の設定に戻しておけば、液晶の輝度設定を戻し忘れることも無い。現在、対応しているのはOM-D E-M1 Mark IIだけだ。

設定を呼び出すには同様に、リセットカスタム設定に入る。そして、カスタム呼び出しで、呼び出したいカスタムモードを選ぶと、選んだ設定が呼び出される。

OM-D E-M1 Mark IIでは、モードダイヤルにC1、C2、C3と刻まれていて、モードダイヤルをここに合わせるとワンタッチで設定を呼び出すことも可能だ。

なお、カスタムモードが3つでは足りないという人も多いだろう。そういった場合、パソコンに設定をバックアップ・リストアできるので、現状はそれで対応している。

7.星空を撮影するための補助アイテム

ソフトフィルター

冬の代表的な星座であるオリオン座。この星座が昇ってくるのを見ると、「ああ、冬が来るんだ」と思う。

星空を撮影するアイテムとして忘れてはならないのがソフトフィルターだ。ソフトフィルターを使用することにより、明るい星を大きく星空をより印象的に撮ることができる。残念ながら、アートフィルターなどソフトの力ではいまいちだ。ソフトフィルターは、ケンコーのプロソフトンA、あるいは、LEEのソフトフィルターを推奨する。それ以外のソフトフィルターでは、星が綺麗ににじまない。

ケンコーのソフトフィルター、プロソフトンAを付けた12mm F2.0。初めてのフィルターとしては入手性、使いやすさからプロソフトンAをお勧めする。注意点としては、プロソフトンAの最小径は49mmで、レンズのフィルタ枠は46mmなので、変換のためにステップアップリングというものが必要になる。どれも、カメラ専門店などで手に入れることができる。

ソフトフィルターを使わない場合は、明るい星と暗い星の差が小さいため、星座の形が分かりにくい。

ソフトフィルターを使っていると明るい星が大きく写るため、とても目立って星座の形が分かりやすくなる。ただし、微恒星と呼ばれる細かい星々の写りは悪くなってしまう欠点はあるので、表現したいことに合わせて使い分けが必要だ。なお、広角レンズの前面にソフトフィルターを付けた場合、周辺の星が流れたように写る。これはレンズの収差ではなく、ソフトフィルターが平面であり、広角レンズの場合、周辺光は斜めに入射してしまうためである。これを防ぐには、後ろ玉側にソフトフィルターを装着するしかない。

このような天の川の拡大写真を撮る場合には、ソフトフィルターを付けないのも有りだ。お手軽な45mm F1.8で撮影しているが、このレンズはとてもよく写る。PROレンズでもプレミアレンズでも無いが、持ち出しやすくお気に入りの一本だ。なお、現像処理のみでコンポジット処理は行っていない。

上の写真を干潟星雲を中心に等倍で切り出したものだ。細かい点を言うと明るい輝く星に少し軸上色収差が見られるように思うが、画像処理で何とかなる範囲だ。M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PROでは、どのような描写になるか楽しみだ。

タイトル写真の未処理のバージョンがこちらになる。
ソフトフィルターを、街明かりなど強い明りのあるところで使うと、星の光より強い街明かりで強くにじんでしまう。そのため、画面内に星以外の強い光源がある場合は、注意が必要だ。対策としては、強いにじみを画像処理などで低減することか、ソフトフィルターを使わず、比較明合成で星を強調することなどが有効だ。

ページトップへ戻る