2021年6月3日~ 6月14日 「東京写真月間2021」Space2:陳 雨心  「平等の部屋」

2021年6月3日~ 6月14日 「東京写真月間2021」Space2:陳 雨心  「平等の部屋」

「東京写真月間2021」変わりゆく2020年代の写真-若い世代が考える写真の表現-

Space2:(C/D面) 陳 雨心  「平等の部屋」
期間:2021年6月3日(木)~6月14日(月)
10:00 〜 18:00 入場無料
※最終日15:00まで 休館日:6月8日(火)、9日(水)

【写真展案内】
私は、中国の「一人っ子政策」の子として生まれた。日本に留学自分の周りの留学生たちの内部世界と外部世界との均衡を探す行為を巡って、写真作品を作っている。
 私はアメリカの映画監督ソフィア=コッポラの半自伝的作品『ロスト・イン・トランスレーション』という映画に共感している。コッポラも若い頃日本に滞在していた。この映画は、ホテルのような閉鎖的な空間で出会った男女の対話に共感している。そして、言語の問題だけでなく、違う国の人同士、同じ国の人同士、男と女、友人間などの現代社会における多くの人間関係が抱える相互理解の難しさを考え、今回の作品を作った。
 かつてルームメイト同士だった2人の女性を各自似たようなカプセルホテルで一夜を過ごさせ撮影した。この2人は日本語学校時代からの知人で、今はそれぞれ私の友人である。撮影したのは異なる時期の違う時間、違う空間だが二人はまるで同じ時間に同じ空間にいるようだ。狭い空間の中で、被写体である二人が自分のIdentityを示す物一点だけ持ち込み、並行する二つの世界の中でもう一度ルームメイトになった。2人の写真を上下に対応させ並べる。私は人が理解し合えない原因の1つはプライドだと思う。そして、プライベートスペースの範囲を奪い合うことだと思う。
 ライティングによってプライベートの空間を表現する可能性を考えた。
 緑色と赤色のライティングでそれぞれ二人のプライベートスペースを示した。この色は段々と交錯しながら、最後は一つの色になりお互いがお互いの空間に侵入し合う様子を表現した。人間はどれだけ相互理解してもプライドという壁があると思う。カプセルホテルという狭い空間を相対的な構図とアングルで「理解」の限界を暗示した。

出展作品数:25点予定

<作者略歴>
陳 雨心 Chen Yuxin
1993年中国浙江省生まれ。
2017年東京藝術大学美術研究科先端芸術表現科入学。
2019年東京藝術大学美術研究科先端芸術表現修士卒業、現在博士課程在籍中。
主な作品に
「Buddhism」(2015)
「Pride & Prejudice」Chen Yuxin+Lin Shihyen写真二人展(2017)
「Pessimist’s Bouquet」(2018)
「平等の部屋」(2019)


オリンパスギャラリー東京
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