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【オリンパスギャラリー大阪】2016年7月1日~7月7日 くすのき りょうへい 写真展

【オリンパスギャラリー大阪】2016年7月1日~7月7日 くすのき りょうへい 写真展

くすのき りょうへい 写真展
「雨溝の生態学 ~選ばれなかった風景~」

期間:2016 年7月1日(金)~7月7日(木)
午前10:00~午後6:00 最終日 午後3:00 日曜・祝日休館
会場:オリンパスギャラリー大阪
入場無料

写真展案内
 都市でスナップしていると、高層ビル群の足元で雨溝に架かったグレーティングの隙間より、妙に元気な植物の群が顔を出しているのに気がついた。溝の中にカメラをねじ込んで撮影すると、見た事がない「風景」に思わず驚いた。それから道行く人々に怪しまれながらも、雨溝を見つけてはカメラを突っ込み撮影することが多くなった。
 これらの雨溝の画像を眺めていると、ふと「風景は思想だ」と言う日本画家 堀 文子さんの言葉が浮かんできた。「風景は、自然を取捨選択し、その国の人々が作り上げた作品なのだ。」と言う。では、この風景は誰の思想なのか?
 …これは選ばれなかった風景ではないのか
 人が自然の中に都市と言うコロニーを勝手に作りあげるのならば、そこに自然が自分の流儀で侵入してくることもあるだろう。そして、人がこの植物群に気を留めた時、何の感覚もなく無造作に削り取ってしまうのではないか。おそらく選ばれることはない。公園のように、都市が自然のコスプレをして、人にこびを売っているわけではないのだから。
 雨溝を撮り続けていると、これは向こう側から見た風景に見えてきてしかたがない。しかるに、時々写り込む人の姿がまるで、けもののように見えてしまう。

撮影地:大阪市及び、その近郊
撮影期間:2015~2016
機材:OLIMPUS TG-4他

出展作品数:カラー 約 40枚

【作者略歴】
くすのき りょうへい
・1956年 大阪に生まれる。
・中学生の頃、祖父より万国博覧会の入場券と、お古のカメラ、オリンパスPENをプレゼントされ、写真に興味を覚える。
・高校生の時、一眼レフカメラが欲しくなり、1年間のアルバイトの末、発売されたばかりのオリンパス M-1を入手する。このカメラは高校から大学の生活のすべてを記録してくれた。
・1980年 大学を卒業して仕事に追われ写真への興味を失う。
・2014年 オリンパスギャラリー大阪で玉利祐三氏の個展に出会い指導を受け約30年ぶりに写真を撮り始める。
・2015年 2月 オリンパスプラザ大阪オープンフォトスペースにて写真展「Art by Art-filter Photo Exhibition by the tamari group」でグループ発表。
・2015年 6月 豊橋市市民文化会館で開かれた「佐久間駿氏アンプ試聴会」においてミニ個展「失われた音を求めて」を併催。
・2015年 6月 御苗場 PHOTO SESSION KANSAI 2015での組写真において第2位。
・2015年7月 オリンパスプラザ大阪オープンフォトスペースにて写真展「Art by Art-filter Photo Exhibition 2」でグループ発表。
・大阪府豊中市在住



オリンパスギャラリー大阪
〒550-0011 大阪市西区阿波座1丁目6番地1号 MID西本町ビル
TEL 06-6535-7911 FAX 06-6535-7274
開館時間 10:00~18:00 最終日 15:00 (日曜・祝日定休)
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