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【オリンパスギャラリー大阪】2016年3月4日~3月10日 後藤 剛 写真展

【オリンパスギャラリー大阪】2016年3月4日~3月10日 後藤 剛 写真展

後藤 剛 写真展
「淡路人形浄瑠璃」

オリンパスギャラリー東京 期間:2016年2月19日(金)~2月24日(水)
午前11:00~午後7:00 最終日午後3:00 木曜休館 入場無料
オリンパスギャラリー大阪 期間:2016年3月4日(金)~ 3月10日(木)
午前10:00~午後6:00 最終日午後3:00 日曜・祝日休館 入場無料

兵庫県・淡路島に伝わる国指定重要無形民俗文化財の淡路人浄瑠璃(淡路人形芝居)は、約 500年の伝統があるとされています。淡路人形座は島内で伝統人形芝居の継承、普及の活動を行っている後継者団体の中心であり、全国的にも文楽を除くと人形浄瑠璃の唯一のプロ劇団。人形の振りは大ぶりで、古典味豊かで素朴で力強い演出が特色。人形のサイズは文楽より大きく重量も重い。幸い戦火を免れたので明治以来のものを今も現役で大切に使用されています。また衣装が豪華絢爛。起源については、室町時代末との説が有力で神事芸能的な色彩も濃く、豊作豊漁や無病息災を祈るものとして、いまも島内での様々な祝賀で伝統的な舞いが奉納されています。最盛期は江戸時代中期~後期。西日本を中心に巡業を行い、各地の人形芝居に大きな影響を与えました。しかし明治末期から衰退の一途を辿り、何度も消滅の危機を迎えましたが第二次大戦後、島民たちの熱意によって、小・中・高校などに後継者団体が誕生。伝統芸能を支える輪も広がりました。2007年、初めて上演を見て、独特の熱気に引き込まれました。「廃れゆく」という形容詞で語られがちな伝統芸能の根底に流れる不思議な魅力。その土地に生まれた人々の肌身にしみ込む芸の力。都会育ちの私には、不思議な感動が心に残りました。そうした伝統芸能の力に突き動かされるようにして約 7年間、現地や地方公演に通い詰めて撮影を行いました。今回の展示を機に、「実際の舞台を生でみたい」と感じさせるショットが 1枚でもあれば、これに勝る喜びはありません。

【作者略歴】
後藤 剛(ごとう ごう)
大阪府吹田市出身。1993~96年中央大学写真研究部。2000年以降、写真ワークショップ・コルプス(17期)、プレイスM・夜の写真学校(I期)、須田一政塾・大阪(I期)などの写真ワークショップに参加。コニカミノルタ 2003~ 04年「24人の新しい写真家登場」、富士フォトサロン 2004新人賞(奨励賞)などに入選。日本写真協会、京都写真クラブ会員。

【個展】
2003年 「昭和 78年おおさか。」(新宿、コニカミノルタプラザ)
2004年 「おわれてみたのはいつのひか。」(東京・京橋、プンクトゥム)
2006年 「あるひあのとき。」(新宿、コニカミノルタプラザ)
2008年 「日日日日。」(新宿、ギャラリー蒼穹舎)
2009年 「日日日日。2001-2008」(新宿、ギャラリー蒼穹舎)
2015年 「GO TO GO」 (新宿、プレイスM)
2016年 2~3月 「淡路人形浄瑠璃」(オリンパスギャラリー東京、大阪)

【主なグループ展】
2000年 「徘徊する肉体」(新宿、プレイスM)
2002年 「覗き箱庭」(大阪、ナダール)
2003年 「千年宮」(大阪、ナダール)
2004~5年 「富士フォトサロン新人賞 2004年発表展」(富士フォトサロン東京/大阪)
2009~14年 「京都写真展」(京都、ギャラリーマロニエ)

【写真集】
2009年 「日日日日。2001-2008」(蒼穹舎)
2012年 電子書籍「写真集 淡路人形浄瑠璃と淡路人形座」 
Webサイト「パブー」にて販売中。http://p.booklog.jp/book/54902

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