木村 琢磨の

春と言えばパステルカラーに暖かい柔らかい光をイメージする人が多いだろう。
OM-D E-M1 Mark IIを手にしていくつか作品を制作しているうちに影を撮影する事が面白いカメラだと気づいた。今回の春の作品は影を意識して春の光をとらえたものだ。
元々、絵画の道から写真に入った人間なので『写真を撮る』というよりは『絵画を描く』気持ちでシャッターを切っている。
今回は菜の花、梅、桜と定番の被写体をモデルにして地元岡山県で撮影をした。
菜の花畑は吉備路にて撮影。夜間ライトアップされたタイミングで撮影している。
梅の木は背後より1灯ライトを入れてエッジを強調。
枝垂れ桜は7-14mm PROを使い太い幹と垂れ下がる桜の花びらを画面いっぱいに写し込んだ。
鯉の作品は岡山県の後楽園にて撮影。
水面に浮かんだ桜の花びらの隙間を鯉が泳いでいく瞬間を狙ってシャッターを切った。
OM-D E-M1 Mark IIになってダイナミックレンジと解像感が劇的に向上しより一層自分の思い通りの作品に仕上げられるようになった。

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