木村 琢磨の

春から夏へ。自然界が一番元気な季節がやってきた。海、山、川、どこに行っても被写体の宝庫だ。
今回はシンプルに夏を表現すべく、暑いから避暑地の滝へ、気持ちが良いから海へ、鳥がさえずっているから森へ望遠レンズを持って、田植えが終わった水面に映る夕焼けを撮るために棚田へと本能の赴くままにE-M1 Mark IIを持って駆け回った。
普段なら強力な手ぶれ補正を生かし手持ちで撮影するところだが、今回は三脚にE-M1 Mark IIを固定してNDフィルターを使い、滝と海の波の動きを表現している。
滝はハイレゾショットでの撮影だが動体補正が効いているおかげで流れる水も違和感なく仕上がっている。
海の撮影ではライブコンポジットでシャッタースピード1/2秒で撮影しているため一般的な長時間露光では撮ることができない波の躍動感を表現することができた。
夕焼けの棚田のリフレクションはBiRodと言う7.5mのロング一脚を使って超ハイアングルから撮影。
地上からでは決して撮れない広大な奥行き感のある仕上がりに。7.5mの一脚という不安定な条件でもE-M1 Mark IIと12-100mm PROを組み合わせた超強力な5軸シンクロ手ぶれ補正のおかげでブレもなく構図も安定した状態で撮影が可能だった。

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